2023年07月02日
マーキュリー2st 2馬力のメンテナンス
」
前半のマイボート釣行は多分終了
流石にこの暑さでの中、ボート出すのは正直しんどい
ここ最近、ボートのメンテナンス依頼がドドドドドドドドドっと押し寄せておりまして
今まであまりアップしとりませんでしたが、それなりにボチボチメンテもやっとります
何せワタシの住んどる所は海から遠い遠い岐阜の内陸、しかも山ん中
マリン関連のお店も近所には全くございません
海なし県の岐阜県民、海への憧れかマリンレジャーを楽しんでる人が結構多いワケ
今日は、新たにボートフィッシングを始めるために2馬力船外機の購入希望されてた
O市在住Tさん、代行落札で入手したマーキュリー2st2馬力船外機をフルメンテして差し上げましょい

遠路はるばる、鹿児島より到着、中古船外機にしては非常に珍しい箱入り

正に箱入り娘
前オーナーさんの愛着が感じられます
令和3年8月製造の3AR 実質1シーズン程度しか使ってない真新しい船外機

パット見の外見は、非常にキレイな船外機やね
摺動部の塗装もまだキレイなまんまやし

では、早速フルメンテに取り掛かりましょう
アッパーカウルを外して

3AR、中でも特に錆び易い箇所は、燃料コック周り
2年程度の使用でも、思いっきり錆びまくり

7

3ARユーザーの方は、毎釣行後にマリン防錆スプレーを燃料コック周りに塗布する事を
強くお勧めします
普通のマリンショップにメンテ出したら、先ず交換されるけど、ワタシん所に来た
船外機は、極力交換パーツを少なくメンテナンスして差し上げております
常温亜鉛メッキ塗料のローバル

コイツをチョッと塗っとくだけで、腐食が相当抑えられます
リューターで錆びを落として適当に刷毛塗り

これで当分大丈夫でしょう
さてと・・・サクサクバラシましょい


エンジンも下ろしましょい

では、ココからスタート

一つ一つ点検しながらグリスアップ
海水で使用していると、水路にはどうしても塩が溜まってる


水路の塩は全て研磨しれ除去しときましたよ
2年間位使うと、シフトレバーも次第に固くなって動きが悪く
外してグリスアップ


お次は下半身(ギヤケース)の点検
とりあえずプロペラを外すと・・・
なんじゃぁこりゃぁ~



PEラインが物凄い量巻きついとった

この量からすると漂流ラインじゃなく、自身のリールのラインを巻き付かせたんかもね~
とりあえずオイルシールには影響無さそうでしたね
キレイに除去して終了~

次はインペラの点検
ギヤケースを下ろしたついでに内部を確認

まぁ、高年式なので非常にキレイなもんやね
インペラケースのボルトも少し塩噛みしてた程度

インペラ自体、まだ使えるので再利用、だけど羽根が一部反対向いとりましてた

組付ける時にドライブシャフトを右回転させながら組付けると羽根が逆向きに
ならないね

逆に、反対向きに回すのは厳禁
お次はアノード(ジンク)

恐らく一度も研磨してないんでしょうな
はっきり言いますが、理想は毎釣行後の研磨
そして、アノードには油分を絶対付着させないように
地金が見えるまでキレイに研磨しときましたわ
ここまで出来たら元通りに組付け

エンジン側の水路も

キレイに清掃

新品のガスケットにグリス塗布して

組付け

元通りエンジン乗っけましょい

最後にキャブの点検

チョイとばっちぃヨダレ垂れてる
キャブ内部の汚れは少なめ

キャブのドレーンボルトをローレット加工してメンテナンス性UP

これで毎釣行後、燃料を簡単に抜き取り可能ね

最後に試運転

絶好調でございます

定期的にメンテナンスして末永くご愛用下さいね~
点検整備完了しておりますので、都合の良い時にお引き取りにお越し下さいね~
まだまだ夏の点検依頼が続くけど、今日はココまで
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
前半のマイボート釣行は多分終了

流石にこの暑さでの中、ボート出すのは正直しんどい

ここ最近、ボートのメンテナンス依頼がドドドドドドドドドっと押し寄せておりまして

今まであまりアップしとりませんでしたが、それなりにボチボチメンテもやっとります

何せワタシの住んどる所は海から遠い遠い岐阜の内陸、しかも山ん中

マリン関連のお店も近所には全くございません

海なし県の岐阜県民、海への憧れかマリンレジャーを楽しんでる人が結構多いワケ

今日は、新たにボートフィッシングを始めるために2馬力船外機の購入希望されてた
O市在住Tさん、代行落札で入手したマーキュリー2st2馬力船外機をフルメンテして差し上げましょい


遠路はるばる、鹿児島より到着、中古船外機にしては非常に珍しい箱入り


正に箱入り娘


令和3年8月製造の3AR 実質1シーズン程度しか使ってない真新しい船外機


パット見の外見は、非常にキレイな船外機やね

摺動部の塗装もまだキレイなまんまやし


では、早速フルメンテに取り掛かりましょう

アッパーカウルを外して

3AR、中でも特に錆び易い箇所は、燃料コック周り
2年程度の使用でも、思いっきり錆びまくり




3ARユーザーの方は、毎釣行後にマリン防錆スプレーを燃料コック周りに塗布する事を
強くお勧めします

普通のマリンショップにメンテ出したら、先ず交換されるけど、ワタシん所に来た
船外機は、極力交換パーツを少なくメンテナンスして差し上げております

常温亜鉛メッキ塗料のローバル

コイツをチョッと塗っとくだけで、腐食が相当抑えられます

リューターで錆びを落として適当に刷毛塗り

これで当分大丈夫でしょう

さてと・・・サクサクバラシましょい



エンジンも下ろしましょい


では、ココからスタート


一つ一つ点検しながらグリスアップ

海水で使用していると、水路にはどうしても塩が溜まってる



水路の塩は全て研磨しれ除去しときましたよ

2年間位使うと、シフトレバーも次第に固くなって動きが悪く

外してグリスアップ



お次は下半身(ギヤケース)の点検
とりあえずプロペラを外すと・・・





PEラインが物凄い量巻きついとった


この量からすると漂流ラインじゃなく、自身のリールのラインを巻き付かせたんかもね~

とりあえずオイルシールには影響無さそうでしたね

キレイに除去して終了~

次はインペラの点検

ギヤケースを下ろしたついでに内部を確認


まぁ、高年式なので非常にキレイなもんやね

インペラケースのボルトも少し塩噛みしてた程度


インペラ自体、まだ使えるので再利用、だけど羽根が一部反対向いとりましてた


組付ける時にドライブシャフトを右回転させながら組付けると羽根が逆向きに
ならないね


逆に、反対向きに回すのは厳禁

お次はアノード(ジンク)

恐らく一度も研磨してないんでしょうな

はっきり言いますが、理想は毎釣行後の研磨

そして、アノードには油分を絶対付着させないように

地金が見えるまでキレイに研磨しときましたわ

ここまで出来たら元通りに組付け

エンジン側の水路も

キレイに清掃


新品のガスケットにグリス塗布して

組付け

元通りエンジン乗っけましょい


最後にキャブの点検

チョイとばっちぃヨダレ垂れてる

キャブ内部の汚れは少なめ

キャブのドレーンボルトをローレット加工してメンテナンス性UP


これで毎釣行後、燃料を簡単に抜き取り可能ね


最後に試運転


絶好調でございます


定期的にメンテナンスして末永くご愛用下さいね~
点検整備完了しておりますので、都合の良い時にお引き取りにお越し下さいね~

まだまだ夏の点検依頼が続くけど、今日はココまで

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。