2014年03月15日
トーハツ2馬力グリップスロットル~キャブ・ワイヤー・グリップ加工編~
トーハツ2st2馬力スロットル改造3回目はワイヤーの加工&スロットル加工&キャブトップ加工編

まずはワイヤーの加工から

ネットで格安購入したスクーター(PCX用だったかな?)スロットルワイヤーはそのままでは長ーい

取り回しし易い長さに加工していきましょう

先ずはキャブ側のインナーワイヤーのタイコをワイヤーカッターでカットします

ワイヤーのカットはニッパーじゃなく、スパッと切れる専用工具がお奨め

大して高い工具でないケド重宝しますワ

カットしたら、インナーワイヤーを引き抜き、アウターワイヤーを好みの長さにカット

インナーワイヤーを戻します

先端の取り付け部のアダプターは、バーナーでサッとあぶり引き抜き、再度バーナーであぶり再生取り付けしましょう

※注意!あくまでサッっとあぶりましょう。あぶり過ぎるとアウターワイヤーの被覆が鎔けます
次に、カットしたインナーワイヤーのタイコを再生

ホームセンターで2ミリの真鍮パイプを購入、元のタイコと同じ長さにカット

1000ミリ長の真鍮パイプ買ったけど、995ミリ位余った

使うのはたったこれだけ

次に、ステンレス用の半田を用意して

※注意!ヤニ入りの電気工作用のハンダでは溶け込み不良が起きるため必ずステンレス用のヤニなしハンダを使いましょう
フラックスを先端に少量塗布
ハンダ付けします
先ほどカットした真鍮パイプを差し込み、ハンダを流し込み完成

ワイヤーの自由長はこれ位

加工完了

全体長はこの位

お次は、グリップ側の加工

オートバイ用のグリップにはスロットル固定ノブがないッ

だったら加工して付けちゃえ

って事で、思考錯誤して出した結論がコレだ

加工前のスロットルケース
ケースのこの辺りに躊躇せずに穴開け~

開けた穴にM4アルミブラインドナットを仕込みナッターでカシメます

良品廉価のストレート工具

ナッター専用工具(私の愛用機デス)
ブラインドナットM4アルミ
スロットルケースにネジ穴出現

ネジ穴に取り付けするステンレス製の白ユリヤネジM4×24
※24ミリ購入したけど、長すぎたので、カットしました。15ミリがベスト

これはSUSではありませんM4×15

ステンレス製は結構レア物デス

ユリヤってケンシロウの恋人みたい

ユリヤネジだけでも事足りるけど、ネジがエンジンの振動で抜け落ちる可能性があるかな~と思い、コイルバネもサーチ

おなじみモノタローbyトラスコ製SUS製の圧縮コイルスプリング

20個って


しかもSUSバネめっちゃ高い

同サイズバネ

値段高いケド、適正サイズのステンレスバネを探す手間のほうがもっと大変

これをセットすれば、スロットル固定ノブの完成

超長編でログるの疲れてきた

最後はキャブトップの加工

純正のキャブトップの穴径はM8よりほんのちょっとだけ小さいみたいで、アクセルワイヤー先端が入らない

この部分が入らね~んだな
だったら加工しましょう

キャブトップにM8タップを当てます
ダイス&タップって高そうに見えてあんまし高くない

タングステン製で硬度バッチリ

これでアクセルワイヤー先端のネジが組み込み可能になった

今回は長かった~

次回は最終回


最後までお付き合い頂きありがとうございます。
Posted by N style at 18:32│Comments(2)
│艤装
この記事へのコメント
キャブトップの部分はそういう構造なんですか。勉強になります。エンジンメカに強いので簡単にやっちゃいますね。なるほど、ナッターを使えば丈夫なねじ溝が作れますね。しかし、色んな道具持ってますね。
Posted by 1000kyosan at 2014年03月16日 12:52
1000kyosanさん
お久しぶりです。
1個1個は安価な部品でも、ロットで購入するから結構高くつきました。。
何台も改造できるだけの資材あります(笑)
あれもこれもと、道具揃えているうちに物凄くたくさんの工具があるんですね。
中には1回も使っていない工具とかあるし(^_^;)
今日は同僚の船外機のキャブオーバーホールしてました。
お久しぶりです。
1個1個は安価な部品でも、ロットで購入するから結構高くつきました。。
何台も改造できるだけの資材あります(笑)
あれもこれもと、道具揃えているうちに物凄くたくさんの工具があるんですね。
中には1回も使っていない工具とかあるし(^_^;)
今日は同僚の船外機のキャブオーバーホールしてました。
Posted by N style
at 2014年03月16日 20:58
